アルバム評

第一回目からずいぶん時間が経ちましたが、第二回です。

今回は、2作品。

フォーク研伝説のバンド「バイキング」のメンバー、ヤスさんとくまさん。

大先輩方の作品をお互いに紹介していただくことになりました。







流れる風と日々の中で




PRESENSE





あれは確か1977年の春の事。大学に入ったら好きな音楽(フオーク)をとことんやろうと決めてサークルを捜していた僕が初に部活を覗いた軽音楽同好会、そこが熊さんとの出会いでした。




『井上陽水が好きなんです・・・』とか僕から話かけたら、なんとなく自宅に呼ばれていきなりギターを持って陽水の“紙飛行機”って曲を唄いだし『はもってみて・・・』とテストされた事、『音楽は誰が好き?』と聞いたら『日本にはおらん!!』との即答。

あの日の出逢い、今でも良く覚えています。

この日はこれで終わったのですが運命の悪戯か二人はその約2週間後の同一日に偶然にも西南フォークソング研究会に入部していたのです。お互い『おーーーあの時の・・・』って感じでした(笑)。




フォーク研に入部後、最初は別々の活動をしていたのですが、楽器を部屋に置かせてもらいながら日々くまさんの高い音楽性に刺激をうけつつ時が流れた最初の学園祭終了後、くまさんの発案より【バイキング】が誕生したのです。




平田と榊含む4人バンドでスタートし1年以上天神のシェーキーズって喫茶店で唄ったのも懐かしいですね。(ちなみにリードギターの平田は現在東京で、ベースの榊は広島でそれぞれ会社員として頑張っています。)




学生時代は“サファイヤリーナ” “海の響き” “カリスマ” “キャンドルライト”等数々のくまさんの名曲を一緒にさせて貰い今でも感謝しています。




小さな大会での優勝はありましたが、ヤマハのポプコーンはいつも九州大会の最後でダメでした。

しかしながら大学時代に熊さんから学んだ事は数知れず、未だに僕の目標とさせて頂いています。

僕がギター以外にタンバリンやキーボードをかじるようになったのも全部くまさんのおかげです。

さてそんな熊さんですが大学卒業後もヤマハでCDを作ったり地元を中心にバンドで活動したり、今でも現役バリバリのミュージシャンです。

そんな熊さんに2005年11月ついに待望の自主制作CD盤【流れる風と日々の中で】が完成しました。




学生時代の曲2曲を含めて全8曲。非常に完成度の高い素晴らしい作品です。

全8曲の曲名を紹介します。




?誘い(~izanai~)?WING ?流れる風と日々の中で ?カリスマ ?彼と彼女 ?My Sarah ?Love Her ?My Sarah (reprise)




ほんの一部のみ紹介しますと、アルバムタイトルにもなっている『流れる風と日々の中で』は切なく哀愁が漂うくまさんならではのバラードの世界へ誘ってくれます。




又そんな一方さわやかなくまさんのボーカルに乗って軽快な『WING』『彼と彼女』『my Sarah』も見逃せません。




くまさんのギターテクとキーボードも随所に実力の高さを感じる作品です。何度聞いても飽きません。




個人的には7曲目の『love her』が最も気に入っていますが今回のCD紹介では、学生時代からのあの名曲『カリスマ』を聞いてもらいしょう。




昨年12月には約600人収容のうきは市文化会館を超満員にしての今のバンド【PRESENSE】コンサートは大成功だったそうです。




そんな音楽に情熱を注ぐ一方で少年野球チームの監督もこなすくまさんです。

音楽に野球にとますます今後の活躍が楽しみな熊さん、これからも頑張って下さい。次のアルバムに期待します。




その次のアルバムに是非僕も参加したいのですが仕事の関係(土日休めない)でどうしても厳しいなぁ。

でもこれからも良き友として、又ライバルとして末永くお付き合い宜しくお願いします。

By  ヤスさん  2006年4月











あぶさんファースト




あぶさん

みなさん、はじめまして。西南フォーク研ではバイキングというバンドでお世話になりました「くま」こと「くまだき」です。




今回、このように私、ヤスさんを紹介して頂く事、管理人のちださんをはじめ我々を全くご存知で無いみなさんに対しまして改めて感謝致します。

本当にありがとうございます。




また、私めはヤスさんほど文章力がないのでご了承下さい。




西南フォーク研で組んでいました「バイキング」というバンドを知らない方がほとんどだと思いますが、結成のいきさつはヤスさんの照会文にありますので省きますが、リーダーをさせてもらった私が結成の時考えたことはこのバンドをジャンルにこだわらないバンドに作りあげたかったことです。

それには,根っこは共通のものを持ちながら自分とは違う音楽性、キヤラクター、ポピュラリテイーなどが必要でした。

そんな折り身近にいたのがヤスさんであり平田、榊原の三人でした。

振り返って見れば私にとって試験的な事が出来た良いバンドでした。(言い方が悪い!笑)




そんなヤスさんですが(どんなヤスさんじゃ!)、彼も私と時を同じくしてCDなるものを作りあげました。

あー運命的!

同じバンド出身者がお互いをほめるのは他の人には退屈でしょうが、卒業してもう25、6年経ちますので許して下さい。




わたしが思うに、彼には二つの長所があります。一つめはジャンルにこだわらず曲を平等に聞ける事です。

また、その感想を、自分の言葉で客観的に語れる事です。これはなかなかできません。

つい、自分の主張がかぶさるんですよね。




二つめは、これは彼自身も気づいていないかもしれませんが、自分のおもいが入ったストレートな曲もさる事ながら全く架空の曲により彼の力が発揮されていることです。

職人的な部分です。今回のCDにもそんな曲がありますから聞き比べて下さい。




彼の作る曲はとてもストレートです。あたたかいです。

でもまったく正反対の世界も作り上げられるんです。

そこがすごい所です。




今、彼は企業戦士として日々忙しい毎日をおくっていますが、よくぞ一人でCDを作りあげした。

彼の情熱は一端爆発するとすごいですからね。(お~こわ!)映画の十戒のように海でも引き裂きますから注意して下さい。




ここで今回のミニアルバムの6曲を紹介します。




?KANBEN ?サヨナラ ?endless forever ?if tomorrow・・・ ?仮面のLiar ?Good night (おやすみの君に)




どの曲もお奨めですが、今回は癒し系フォーク系ラブソングとでも言いましょうか、「if tomorrow・・・」を聞いて下さい。

この曲の舞台はなんでも能古島とか・・・?アイランドパークから見える絶景を思い浮かべながら聞いて下さいね。

昨年夏福岡の自宅にミニスタジオを作りやっとの思いで完成させたファーストアルバムですが、驚くなかれ。




なんと次のセカンドアルバムもほぼ完成したとか・・・?かつ06年3月現在で5曲程彼の曲と歌声が世の中に流れる予定とか・・・?

さらに今年はあと2枚は作りたい・・・とまで燃えているそうです。




音楽に頑張りすぎてリストラされないように注意して下さいね(笑)




By くまさん  2006年4月




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